More than oneの本当の意味!

あやうく、とんでもない誤訳をしてしまうところでした。
生徒さんには、日頃から「知ってる単語ほど調べてくださいね」と言っている自分みずからやってしまいました。

A third party transcript evaluation fee for ECE or WES is US$175. If the student is applying to more than one University requiring such an evaluation, each additional copy of the evaluation costs US$20.
↓  ↓
・第三者機関のECE や WESの審査費用はともに175ドルです。第三者機関による成績証明書が必要な大学に1校以上出願する場合、追加1校につき20ドルとなります

間違い箇所は、"more than one University"の訳です。
more thanを日本語で言うと、「~以上」ですよね。
Oneはもちろん、何があっても「1」ですよね?

で、思わず、「1校以上~」としてしまったのです。

日本語を音読していると、「あれ?変だよね」と気づきました。
このガイドブックは大学紹介のガイドブックで、今回の箇所は出願に関する情報を掲載している部分です。

出願とは、最低1校にしますよね。
それから、上記の英文を見てわかるように、第三者機関に成績証明を発行してもらうのは、175ドルって言っており、追加がある場合は1校につき20ドルってなっています。

ってことは、追加分を言うときに、「1校以上」とは言わないですよね?
「2校以上」と言いますよね。

でも、英語では "more than one"って書いていますが、何故?と思いましたか?
英語の"more than one"は、「1」は含まれていないのです。
日本語で言うところの、「2以上」という意味なのです。

あえて、oneを使うなら、「1校だけではなく、それ以上の複数の大学に出願する場合」という感じですね。
「~以上」という表現を使うなら、「2以上」にしなければ」いけません。

日本語で、「2以上」とは、2も含まれています。

今回は日本語の訳文を読み直して間違いに気づきましたが、他の文章だとおもわずやってしまいそうな「more than one」でした。

One とかtwoなんて誰でも知っていそうな簡単な表現だと思ってましたが、
英語と日本語の捉え方の違いで、こんなに違うのだと再認識したところです。

と、ここまで書いて、One Two...ワンツー...ワンツー...がこだまする...

そう、あの水前寺清子さんの、じ~んせいは~ワンツーパンチ♫♫が聞こえる。
なんで、パンチなんだ?
あ、古すぎて、このくだりがわかる人は多分いないと思います!!

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